梨状筋症候群
※ 当院でも初めての方でチェックマークをつける方が比較的多い項目として、足のしびれ・おしりの痛みがあります。
例えば少し例に挙げると、有名でみなさんに一般的によく知られていますのが、若い世代に多いとされる椎間板ヘルニアや坐骨神経痛であります。
その他には、今回取り上げます梨状筋症候群・脊柱管狭窄症、また大腿部外側の痛みで腰をそらす事がつらい椎間関節症候群、さらに、第5腰椎に多くみられる腰椎分離すべり症といったものがあります。
今回の梨状筋症候群ですが、次の写真に梨状筋があります。
仙骨といって三角形の形をした部分から丸い股関節の部分に付いている筋肉です。
ここで注目する事は坐骨神経がどの部分を走っているかです。
通常は、梨状筋の下側を通る事が多いです。
しかし、場合によっては貫通されている方もおられるようです。
このために梨状筋の緊張は坐骨神経の障害によっても痛みの原因になることもあるのです。
この筋肉が収縮して症状が出ているものや萎縮してしまい起こるものがあります。
梨状筋症候群 施術方法として
※ では実際に施術時には、どんなことをするのか?ということをご紹介したいと思います。
もちろん全体のお体のバランスを整えることは行いますが、それに加えてこのような状態の方の場合は、SOTOテクニックというのを、途中で行っていきます。
動画でご覧いただけましたら分かりやすいと思います。
うつぶせの状態から、症状の出てる側の足を開きます。
※ただ外側に開けばよいという事ではありません。
やり方としては、痛みが出ている側の足の膝と足首を持ちます。
そして外側に開いていくのですが、臀部(おしり)の筋肉の収縮が見られるとこまで開いていきます。
(人によって開く角度は若干異なります。)
重要なのが、その状態から股関節を外旋(足首を持っている手で足首をひねる感じ)の状態にします。
この状態で一般的には15秒程キープしておきます。これを施術の中で数回行っていきます。
その時に、実際に受けてくださっている方に、状態を確認します。
このSOTOテクニックを行っている時に症状が悪化するような場合は、すぐに中止をします。
このSOTOテクニック以外の施術は、骨盤ブロックやアクティベータなどを主に中心として施術していきます。
↓骨盤ブロック↓
↓アクティベータ↓
梨状筋症候群の方が施術時にお聞きくださったこと
もうメンテナンスとして約2年程通ってくださっている方との会話でした。
(患) 『毎回じゃないけど、足の症状が出ている時は、足を外側に広げるやつしますよね?』
(患) 『あれ、僕も家でたまになんですけど、やろうかと思うのですけど・・・』
(僕) 『あれは実は1人でやろうと思っても出来ないんですよ!!
というのは、開く角度もチェックしながらしないといけませんし、足首をひねらせて股関節にある動き(股関節の外旋)も加えていかないといけないですからねぇ〜』
※※ (模型を実際に使って分かっていただけますよう、このテクニックの動きを説明させていただきました。)
(僕) 『○○さんの前向きなお気持ちはとってもうれしいのですがごめんなさいね!』
といった内容の会話を施術中にしました。
メンテナンスで定期的に来て頂いており、こうした足の症状もないときも多いのですが、やはり痛みやしびれが出ている時もあります。
こうした前向きな気持ちって本当にうれしく感じます。
30代男性・腰痛・腰のだるさと足・おしり付近の痛み・しびれの方との会話でした。
【梨状筋症候群】でお悩みのあなたへ・・・
最終更新日:2021年7月29日(木)