肋骨が痛い。注意しましょう〜
肋骨は大きな人体模型を後ろや横側から見ると、ヒビや骨折が起きやすいという事がよく分かります。
特に下部肋骨と言って一番下に位置するものと、下から2番目のものは、ヒビや骨折が起きやすいです。
肋骨は通常左右に12対あるのですが、背中側から前面にかけて、内臓を守る様な感じで、ぐるりと囲まれています。
しかし、先程の下部肋骨の2対は、簡単にいえば宙に浮いた感じの状態で、前面にはつながっていません。
☆☆模型には分かりやすく赤で2つ〇印をつけています。ちょっと見づらければすみません。
説明時に使う模型の写真を掲載しますので、ご覧くださいましたら分かると思います。
ちなみに透明の部分は軟骨で柔軟性があります。
解剖学的に模型を見ただけでもヒビや折れやすいという事はお分かり頂けたと思います。
一時期、テレビなどでも放送されていましたが、マッサージのお店で揉んでもらう時など、この肋骨部分の事故なども多いとありました。
腰痛や背中の痛み・しんどさの方は腰と背中の境目部分・胸腰部は凝りやすいです。
しんどく感じている方も多いのですが、他の部分と同じチカラ・圧加減で行ってしますと危険性があります。
マッサージだけでなく、施術にお越しくださる方で、年齢の高めの方や、骨密度が低いと言われたことのある方に対しては、特に私たちも注意して行う必要性があります。
普段、ご自宅で腰や背中がしんどい。マッサージ等には行きたいが忙しくていけないので、子供さんにカラダに乗ってもらうという方も少なくないと思います。
こうしたことも一つ知識として知っておいてくださると、役に立つと思います。
肋骨が痛くて突き刺すような痛みがあったという方がおられました。
いつもよく来てくださる男性の方が先日、施術時に教えてくださいました。
この前、肋骨が痛くて最初は筋肉痛じゃないかと思ったんだけど、刺すような痛みがあって病院(救急)に行かれたとの事でした。
レントゲンや血液検査などをされたとお聞きしました。
結果は肋骨にヒビが入っていたとの事でした。
何か外力などや衝撃が加わったんですか?とお聞きしましたら、寝ている時にその部分を子供さんが寝相が悪くて、蹴られたとの事でした。
体格もしっかりとされた男性でしたので、僕も驚きでしたが、やはり気を付けないといけないなっとあらためて実感しました。
日常生活でも転倒などした場合はご注意ください
さらに数年前には、いつもよく来てくださる女性の方が、ご自宅の階段から滑りこけてしまって、下の食器棚の部分に、肋骨をぶつけてしまい、しばらく痛い思いをされたという事もお聞きしました。
この女性の方はご予約を入れてくださっていた当日に起こりました。
施術前にお話をお聞きしましたら、ヒビや骨折などの可能性もあったので、その時は受けずに医療機関に先に今から行ってください。とお知らせした状況でした。
この状態では出来ませんし、やってはダメですからね。
また、普段の生活の中で、咳をした時にでも場合によって起こる事もあるようです。
こうした肋骨付近の痛みが出た場合は、肋間神経痛なども考えられますが、ヒビや場合によっては骨折なども考えられますので、まずは医療機関へ受診することが優先だと思います。
☆☆ 整体ではもちろんヒビや骨折は対応出来ませんので〜
みなさまもご注意くださいませ。
最終更新日:2021年7月29日(木)