ストレートネック

○ 人間は背骨の弯曲(カーブ) が首・背中・腰にある程度必要となります。

うつ伏せの状態で考えますと、背中(胸椎)は山型のカーブ、そして首(頸椎)や腰(腰椎)はその反対のカーブが必要になります。

背骨の自然な形は一般的には横から見ると緩やかなS字状のカーブになるのです。

以下に掲載の写真は上側(PCでは左側)が緩やかなカーブありの模型、また下側(PCでは右側)が弯曲なしの模型です。

弯曲あり
緩やかなカーブありの模型
弯曲なし
弯曲なしの模型

チョットわかりづらいかもしれませんが・・・

今回はこの首のカーブが少ない状態・またストレートネックの方に関して、お話ししていこうかと思います。


施術を初めて受ける方にお話を聞くと、ストレートネックですと言われました。ってお伝えくださる方も多いです。

中には整形外科で首のカーブが少し逆のカーブになっていると診断されたという方もおられます。

ストレートネック改善対策は?自宅で出来る簡単な事としては!!

○ マクラは毎日寝るときには使いますが、このマクラを使ったある方法をすると良いと思います。

まずはバスタオルを用意します。そして折りたたんで、ロールケーキのように円柱状に巻きます。簡単ですよね!

それを上向きで寝る場合、通常は頭にマクラは敷きますが、首の部分にこの円柱上にしたバスタオルの枕を敷きます。

バスタオル枕

最初はお試しで少し短めの時間から行ってみて、(試運転みたいな感じで!)

そしていいなぁ~と感じるならば時間を伸ばしていくのがいいかと思います。

こうしたカーブが少ない・ストレートネック首の部分がしんどく感じるという方は、施術時にお話をお聞きすると、これにしてからは、肩こりなどが今までよりもラクになった感じがする~とおっしゃられます方もいます。


また寝つきがよくなったなどのお声もお聞きします。

1度無理のない範囲で行ってみてはいかがでしょう?

※ 当院で使用して、こんな感じでするんですよ~っとバスタオルを実際に使ってアドバイスしていますが、大判のもので大きいので厚みはある方だと思います。

ご自宅で使用のもので、もう少し厚みがあればいいのになぁ~って感じる場合は、2重に重ねたりして工夫してみることもよいかと思いますよ!!

自動車の追突事故でもストレートネックになりやすいです

○ 例えば自動車を運転していて、後ろからバーンと交通事故で追突された場合

首は過伸展(思いっきり首が後ろに反れてしまう状態)や過屈曲(思いっきり首が前に曲がってしまう状態)を起こしてしまいます。

ちなみに僕も堺市の泉北1号線で後ろの車に追突された経験あります・・・・

こうなると、もちろん周りの筋肉や靭帯に損傷はくらいますし、さらに首のカーブも少なくなりやすい状態・ストレートネックになりやすいです。