SOTブロックテクニック
施術時の調整方法でブロックテクニック(SOT)をご紹介。負担なく安心安全な方法です。
上記の動画で出てくる三角形のブロックがSOT骨盤ブロックテクニックで使用する道具です。
2つのブロックを左右の骨盤や股関節に入れこんで体のバランスを整えるという役目になります。
うつ伏せ、または上向きの状態で使います。
施術を受けられる方は、はさんだ状態で数分間寝ているだけですので、負担もなく安心・安全なテクニックの1つです。
実際にどんな感じなのかは上記の動画でご覧いただけますので、ぜひご覧くださいませ。
動きのある動画で見る方がイメージがすぐに分かります。
SOTブロックテクニックの入れ方は状態で異なります
このブロックですが、うつ伏せで入れる方・上向きで入れる方がいます。
また同じうつ伏せの状態で入れるにしても、入れる場所や角度などが様々で人それぞれ異なります。
上記の動画でもご覧いただけますと分かりますように、うつ伏せで入れた最初の場所・角度を修正して再度入れなおしています。
施術を受けられます方の状況に合わせた入れ方になります。
※ 中には少数派ですが、この骨盤ブロックテクニックを使って施術をしようと思っても、寝ている感じでしんどいと感じる方がおられます。
入れる角度や場所を修正しながら行っても、少数の方ですが、このように感じる方もおられます。
その時は無理していれることなく、異なった方法でバランス調整しますのでご安心ください。
SOTブロックテクニックを使う矯正方法。どんな特徴があるの?
当院では主に3つの方法を使っての調整になりますが、そのうちの1つがこのブロックを使った方法になります。
他の2つの方法と比べて何がイチバン特徴として異なるかといえば、瞬間的な矯正でなく、数分間という時間をかけての矯正スタイルになります。
骨盤に対して、あなた(受けてくださっている方)の正しい骨盤の位置はここですよ〜というようにカラダに教えている状況だと思っていただけましたら分かりやすいかと思います。
(参考:他の2つの矯正方法は以下をご覧ください)
受けてくださる方を3つの分類に分け、確認・調整
施術前にはカラダの状況を確認し、いろんなチェック項目を行い判断します。
カテゴリーT・カテゴリU・カテゴリVという分類に分かれます。
それぞれの3つの分類ですが、どんな特徴があるのかを確認していきます。
カテゴリTの特徴
カテゴリTに分類される方は、簡単に言いますと、脳脊髄液(神経の働きを維持するのに必要となる物)供給阻害による神経系の異常が原因となる頭蓋ー仙骨のサブラクセーション(骨格の崩れ)となります。
カテゴリUの特徴
カテゴリUに分類される方は体の重心を保つ機能の低下のため起こります。
重みに対して仙腸関節が負けてしまっている状況になります。
カテゴリVの特徴
神経根の圧迫による下肢の神経症状を伴います。
腰椎の椎間板の問題を対象とします。
椎間板ヘルニアはほとんどカテゴリVに属するといわれてます。
3パターンでどのようなブロックの入れ方になるのか?
この3パターンでブロックの入れる角度や場所は異なります。
また施術を受けられます方が、足の長さがどちらが短いかによっても異なります。
専門学校の時に図を書いて入れ方を勉強したノートがありましたので、それぞれの入れ方をここでご覧いただければと思います。
※本来なら実際に入れている方を撮影して掲載すればいいのですが、手書きですみません。
カテゴリTのブロックの入れ方
カテゴリTに分類される方々への三角形のブロックの入れ方です。(うつ伏せ)
手書きでの画像ですので一部見づらいかもしれません。
画像にもありますが、必ずこの入れ方ではなく、受けられる方々の左右の脚長差や状況によってもブロックの位置を修正して変えることもあります。
このパターンの方は、約7分〜10分程入れたままにしておきます。
上記画像の場合、右足が短い方への施術となります。
最初のブロックは短い方の足になる右側の大転子に入れます。
次に反対側(左)のASISといって骨盤前側の出っ張った部分に入れます。
両方入れた後、おしりの高さが左右であっているか、片側が高くなっていないのかを確認し、高さが高ければ微調整をすることになります。
カテゴリUのブロックの入れ方
カテゴリUに分類される方々へのブロックの入れ方です。(上向き)
左右の脚長差や状況によっていれるブロックの角度が上記の画像と変わる場合があります。
ブロックの入れる時間は、約2分程です。
3つの分類の中では、一番ブロックを入れている時間が短いです。
写真画像の場合は右足が短い状態です。
まず最初に入れるのは、アームフォッサ陽性側の大転子に斜め45度の角度にて入れます。
※アームフォッサというのはカテゴリT・U・Vを確定するためのテストになり、受けてくださる方が上向きでひじを伸ばし親指を入れずにこぶしを作り、施術者が親指を除いた4本の指を添えて筋力を確認するテストです。
次に反対側の腸骨稜に脊柱に対して水平にブロックを入れます。
カテゴリVのブロックの入れ方
カテゴリVに分f類される方の三角形のぶろっくの入れ方です。(うつ伏せ)
左右の脚長差や状況により上記の入れる角度などと異なる場合があります。
3パターンの中では一番入れる時間が長いです。(約15分程)
写真の画像の場合右足が短い状況です。
最初に短下肢側の大転子に入れます。
次に反対側のASIS(骨盤前側の出ている部分)に入れます。
左右入れた後は、おしりの高さが合っているかを確認し、片側が少し高ければ修正して高さ調整を行います。
上記3パターン以外にも入れ方はあります。
このブロックを使う時ですが、上記3パターン以外にもブロックの入れ方があります。
骨盤が前への傾きが強い方・またその反対で腰のカーブが少ない(まっすぐ)な状態の方への入れ方もあります。
その時の状況や反応の出方、お体の状態を確認しながら入れていき、数分間ですがカラダの重みを利用して持続圧という形で調整するスタイルになります。
骨盤ブロックを入れて調整を受けた方の反応や感想は
〇 体の左右で異なる場所に入れられているが違和感はない。
〇 ブロックが入っている間は浮いた感覚があって楽に感じる
〇 最初は初めて入れられたので変な感覚があったが、しばらく経過したら馴染んできて気にならなくなった。
〇入れている間はラクに感じるので、もう少し長い時間入れておいてほしい(これは逆に長すぎるのはよくないのでご説明しています)
主にこのような事を言われる方が多いです。
◆ >>> パチン音がしてピンポイントで調整できる器具のご紹介
最終更新日:2021年7月30日(金)