仙腸関節の痛み
仙腸関節というのは、まずはじめにどこの場所を指すのかをお知らせしますね。
上記の模型で表しますと青い部分と白い部分の関節部分になります。
この仙腸関節の部分に痛みが出ている方が多くおられます。
仙腸関節が不安定な状態や捻挫などいろんな要因があげられます。
スポーツをされている方にもこうした現象はありますし、おしりから転倒したことがある方は、それにより関節と靭帯が伸びたことでも原因として挙げられます。
あとは生活環境の中で仙腸関節にかかるストレスが増加したときなど、こうした症状が出ることがあります。
仙腸関節の捻挫・痛みの症状はどんな感じなの?
痛みの感じとしては放散痛・鈍痛といった具合です。
また特徴として日頃、どういう体勢や状態がつらいのか・・・
〇デスクワークなど長時間座っている状態のとき
〇同じ姿勢で立ちっぱなしの時(歩き回わったり動いたりしていない時)
上記の様な場合で仙腸関節付近につらさを感じることが多いといわれます。
仙腸関節付近の問題があるかどうかを調べるには・・
施術前には、どの部分がどんな動きで痛みが出るのかなどを見極めてチェック・確認することが大切です。
腰と仙腸関節のどちらに問題があるのかを確認するためのチェックとして大切なテストがあります。
いくつかお知らせします。
ベルトテスト 仙腸関節・腰どちらに問題があるのかをチェック!
これは比較的よく使うテスト・確認方法です。
仙腸関節に手のひらを当てて内側に圧をかけて確認します。
つまり仙腸関節を固定する感じですね。
コルセットをしているような状況にして痛みが出るかを確認するわけです。
(手のひらで内側から圧をかけた状態)で前かがみになってもらい。痛みがあるのか、また出ないのかを確認します。
※補足
※このベルトテストをする前に立位で前かがみになってもらい、痛みが出るか出ないかをあらかじめ調べて置き、その次にこのベルトテストをして痛みが軽減するかどうかを確認します。
痛みが出れば・・腰椎の問題
痛みが無ければ(軽減すれば)・・仙腸関節の問題
という具合に判断します。
仙腸関節圧迫テスト 痛みの確認
うつ伏せになってもらい、仙腸関節に母指球を置いて上から下へ圧を加えていくものです。
片側ずつ同じ圧で押して確認し、押した側の仙腸関節が痛いかどうかをお聞きします。
ヨーマンテスト どの段階で痛みが出るのかを確認
これは3段階に分かれるのですが、どの段階で痛みが現れるのかを確認するものです。
第一段階は、うつ伏せの状態で膝を曲げていきます。
第二段階は膝を持ち上げます。
第三段階は膝を持ち上げた状態で仙腸関節を押します。
このヨーマンテストの第一段階、うつ伏せの状態で膝を曲げる動きで痛いと比較的状態はよくありません。
私自身は、第一段階でのチェックまでにすることが多いです。
第二段階・第三段階になると、チェック中に受けられている方がつらく感じることが多いためです。
仙腸関節の痛みの確認方法として、
ベルトテスト
仙腸関節圧迫テスト
ヨーマンテスト
の3つをご紹介しましたが、整体やカイロプラクティックの施術前に痛みがある方の状態をみるために行うためのものです。
仙腸関節付近の痛みを緩和するのにどんな施術するのか?
施術では負担の少ない方法で、その方の状態に合わせてバランス調整も行っていきます。
当院ではバキバキする施術ではありませんのでご安心くださいませ。
また仙腸関節の不安定や痛みがある場合でも、その部分だけを施術するというのではなく、カラダの全体をみて調整する方法です。
どんな感じなのか・どんな方法でするのか気になる方は下記を参考にしてくださいね。
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最終更新日:2021年7月31日(土)